亜鉛・高ニッケル合金めっきとは?
ABOUT
亜鉛・高ニッケル合金めっき(別称:ハイニッケル)
亜鉛・ニッケル合金めっきは、そのニッケル含有率によって、低ニッケル、中ニッケル、高ニッケルの3つに分類されます。このうち、高ニッケル合金めっきは、ニッケル含有率が約15ウェイトパーセント(wt%)前後であり、この範囲のニッケル含有率は、これらの中で最も耐食性に優れているとされています。
当社では、この高ニッケル合金めっきを自動車のプレス部品、ネジ、ナットなどの製品に施しています。このめっきプロセスにより、製品の耐食性を高め、長期にわたる使用にも耐えうる品質を提供しています。
当社では、この高ニッケル合金めっきを自動車のプレス部品、ネジ、ナットなどの製品に施しています。このめっきプロセスにより、製品の耐食性を高め、長期にわたる使用にも耐えうる品質を提供しています。
POINT
亜鉛・高ニッケル合金めっきのチカラ
- 耐食性
亜鉛・ニッケル合金めっきおよび三価白、三価黒めっき
塩水噴霧試験(JIS H 8502条件下)での評価において、SST1000時間を超えても赤錆が発生しないことが確認されました。この高い耐食性により、沿岸地域や寒冷地域など、厳しい環境条件下での使用に適しています。 - 耐熱性
亜鉛・高ニッケル合金めっき
200℃で2時間の熱処理後に塩水噴霧試験を実施した結果、SST1000時間を超えても赤錆が確認されませんでした。これにより、高温環境下でも優れた耐熱性を示すことが明らかになりました。 - 耐摩耗性
ビッカース硬さは400Hv以上に達し、この硬度の向上により、表面のキズに対する耐性が高まっています。この高硬度により、摩耗に強く、長期間にわたる使用でも性能を維持することができます。
以上の特性により、これらのめっきは、様々な産業分野での使用に適しており、特に厳しい環境条件下での使用に対する信頼性が高まっています。
処理工程
PROCESS
三価クロム化成処理は三価クロメートと同じ意味です。お見積りいただく際はどちらで表記していただいても構いません。
ただし「三価クロメート」だけですと一般的に白と黄色の2種類があるためどちらかを表記ください。
ただし「三価クロメート」だけですと一般的に白と黄色の2種類があるためどちらかを表記ください。
仕様
SPECIFICATION
めっき記号 |
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処理可能なめっき素材 | 鉄素材全般/SPCC/SPHC/S25C/S45C/SWCH10Rなど |
ニッケル含有率 | 15~19wt%(単位:ウェイトパーセント) |
対応表
CORRESPONDENCE TABLE
MERIT
バレルめっき(別称:ガラめっき)
- ラックめっきと異なり、製品に穴がなくてもめっき加工ができます。
- 微細品・ワッシャーなどができるように専用バレルを常備しています。
- 製品の数量が少量であってもダミーと混合することでめっきが可能です。
使用実績例
EXAMPLE
自動車部品/農機/電機・電子部品/給湯器/駆動シャフト/船舶・建築部品/ネジ/袋ナット・インサートナット/コンプレッサー/トックワッシャーなど